忍者大戦 Ninja The Final Duel(中国語タイトルは忍者在中國というようですが、これで検索すると別の似たような映画が出てきます。事情はよく分かりません)は、私が一番好きなニンジャ映画です。フィルマークなんですが、いつものニコイチ映画ではなく、はじめからニンジャ映画として作られていますので、安心して見れます。
 話は、日本少林寺の雲之助という男が中国少林寺に使いに出されるのですが、ちょうど中国少林寺はニンジャ軍団に襲われている最中で、戦いに巻き込まれていく…といったところです。いや、話は取ってつけたようなものなんですが、何がいいといって、とにかくアクションシーンがはじめから最後まで連発で退屈しないのがいい。10分に一回は激しいワイヤーアクションが見れてとてもお得です。カリフォルニア少林寺の怪しい白人僧侶(この映画では、少林寺は世界のあちこちにあるもののようです)とか、ソウルフルな外見のインド大僧正(これインド人じゃなくてアメリカの黒人だろ)など、ニンジャ軍団以外の登場人物もいちいちいかしてます。全裸(!!)で戦うくノ一(日本語版ではモザイクがかかるのでおかしさが10倍です)がちょっと暴れた後、あっさり首を切られるシーン(首が落ちるシ描写つき)はひどいと思った。昔深夜テレビで見た「ミカドロイド」という映画で、「あまり意味もなく殺人ロボットに刀で切られてなぜか全裸で死ぬ女」の描写が一分ほどあったんですが、その人のことをちょっと思い出しました。
 以下は、なんとなく南方系の面構えのニンジャ軍団がトレーニングをするシーンです。音楽のせいもあってちょっとかっこいいです。水ぐもの画期的な使用法も見られます。

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